2005年12月20日火曜日

自閉症

なにやら自閉症というと,文字列から
引きこもりみたいなイメージを持っている人が
沢山いるみたいです.

自閉症って言うのは,「自分を閉ざしてしまう症状」ではなく,
「自分が閉ざされてしまう症状」なんです.

自閉症は,育て方などが原因で起こるのではなくて,
脳にちょろっと障害があるんです.

自閉症の人の半分以上は,知的障害を伴いますが,
「高機能自閉症」と呼ばれる,知的障害を伴わない自閉症もあります.

さらに,言葉の発達などに遅れがない自閉症を
「アスペルガー症候群」と呼んでいます.

アスペルガー症候群は,アスペルガーさんが,
似たような症例の人たちの事をまとめたのが始まりだったと思います.
注目されだしたのは,ごく最近で,今でもこういうことに
熱心な人たちにしか知られていないのが現状です.

具体的な症状としては,
相手の感情が上手く読み取れなかったり,
何が大事なのかが掴めなかったりします.

症状の重さもまちまちで,分類もしづらいのですが,
会話をしていて,上手くかみ合わなかったり,
突然話が違う方向に向いたりしてしまいます.

自閉症の方は,周りの環境で,本人がどうなっていくか大きく左右されます.
ユニークなキャラだと捉えられれば,輪の中に入れますが,
周りが離れていってしまうと,本人にも原因が分からず,
そのまま,輪の中に入れないという状況になります.

症状の重さにも左右されますが,
周りの対応で,何とでもなるという事なんです.

ですから,自閉症=引きこもり ではないという事です.

え~と,
なんでこんな事を書き出したかというと,
とりあえず,いろんな人が,ちゃんとした知識を持っていれば,
良い方向に向かわせることが出来るということで,
皆さんにもちゃんと知って欲しいなと思ったわけなんです.

とりあえず,興味を持った方なんかは,
ジャパンマシニスト社から発行されている
「おそい はやい ひくい たかい」とかを読むと
良いと思います.

自閉症とか,アスペルガーの本は,あんまり面白くないですが,
「おそい はやい」は,実際に,自閉症の子供を持つ親御さんの
コラム的な文章などが沢山掲載されているので,読みやすいと思います.

あと,もうひとつ「ちいさい おおきい よわい つよい」という雑誌が
おなじ会社から出ていますが,これも面白いです.

小・中学生とその親の,ちょうど中間ぐらいの年齢の今に
これらの本を読んでおくと,いろんなことを考える事ができて
良いと思います.

ということで,まあ,大きい括(くく)りで
言いたいことは,子供も親も大変だ ということで(((((´ω`)))さよぷる

家庭教師を長い間やっていると,
親と子供の間を取り持つような事ばっかりやっていたので,
こんな本ばっかり読むようになってしまって.

まあ,面白いし為になるので,皆さんも見てください.
でも,それに熱心になりすぎて「こうしないとダメになるかも・・.」
と不安になりだしたら元も子もないので,
タラタラいきましょう(〃゚ω゚〃)

[ジャパンマシニスト社 (http://www.japama.jp/)]

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